レビュー
概要
『リュウジ式至高のレシピ2』は、料理研究家・リュウジさんのレシピ本です。「至高」という言葉が強いので身構えますが、実際は“基本”を美味しくするための本だと思いました。
料理って、凝ったことをしなくても、基本の一手で味が変わる瞬間はあります。火加減、塩の入れ方、混ぜるタイミング。そういう「地味だけど効く」ポイントを、家庭向けの言葉で押さえてくれる。私はそこが魅力だと感じました。
この本は、料理が得意な人のためというより、「毎日作る人」の味方です。献立に悩む、同じ味になりがち、失敗が怖い。そういう日常の困りごとに、ちゃんと効く構成になっています。
読みどころ
1) 基本料理が「ちゃんと美味しくなる」理由が分かる
レシピ本って、手順だけ並べると再現が難しいこともあります。
でも本書は、家庭でつまずきやすいポイントを言葉にしてくれます。私は「ここで止める」「ここで味見する」みたいな小さな指示があると、安心して作れると思いました。
2) 材料が現実的で、継続しやすい
冷蔵庫にない調味料が大量に出てくると、そこで心が折れます。
この本は、比較的手に入りやすい材料が多い印象です。もちろんレシピによりますが、「毎日作る」前提の温度がある。続くかどうかって、ここが大きいです。
3) 「自炊が面倒」な日にも寄り添う
自炊の敵って、やる気の波ですよね。
この本は、気合いがある日だけじゃなく、疲れている日でも回せる工夫が入っている。私は、料理の本にこの視点があるのはありがたいと思いました。完璧な食生活ではなく、現実の生活に合わせてくれる感じです。
合う人・合わない人
合うのは、こんな人です。
- 基本の料理を美味しくしたい(レパートリーを増やしたい)
- 自炊が続かなくて、いつも途中で飽きる
- 失敗が怖くて、同じメニューに逃げがち
逆に、超時短だけを求める人や、糖質制限など厳密な食事管理が目的の人には、合わないレシピもあると思います。あくまで「美味しさ」を軸にした家庭料理の本です。
私のおすすめの使い方(最初の3品でペースを作る)
私は、最初に3品だけ決めて繰り返すのがいいと思いました。
レシピ本って、いきなり全部作ろうとすると疲れます。まずは「これは自分の定番にする」と決める料理を3つ。そこで勝ちパターンを作る。すると、この本は“読む本”から“使う本”になります。
あと、味見を怖がらないこと。私はこれが一番大事だと思っています。味見ができると、失敗が減ります。失敗が減ると、自炊が続きます。料理って、根性より仕組みです。
自炊をラクにする「台所の仕組み」も一緒に整える
レシピ本を買っても続かないときって、料理の難しさより「台所の状態」が原因なことも多いです。
たとえば、計量スプーンが見つからない。まな板が出しにくい。調味料が奥で迷子になる。こういう小さなストレスが積み重なると、料理が嫌になります。
私はこの本を読むとき、台所の負担も一緒に減らすのがおすすめです。
- よく使う調味料は、取り出しやすい場所にまとめる
- 包丁とまな板を「出しっぱなしでも邪魔にならない」位置に置く
- 迷ったら、まずは味噌汁・卵料理・炒めものの3本柱を固める
料理って、気合いがある日だけの趣味じゃなくて、生活のルーティンです。だから、台所の仕組みを整えたほうが続きます。
料理初心者が安心できるポイント
私は「料理が苦手」と感じる人ほど、失敗が怖くて手が止まると思っています。
この本は、基本料理が多いので「作れるようになった」実感が出やすい。完成形がイメージできると、不安が減ります。さらに、基本が美味しくなると、外食やコンビニに頼る罪悪感も減る。私はここが大きいと思いました。
できることが増えると、献立の幅が広がる。幅が広がると、生活がラクになる。料理本の価値って、そういう連鎖だと思います。
あと地味に効くのが、計量できる道具です。私は、はかりや計量スプーンが手元にあると「味がブレない」安心感が増えると思いました。ブレないと失敗が減る。失敗が減ると自炊が続く。結局ここも、仕組みの話なんですよね。
気合いを入れなくても作れる「いつもの味」が増えると、外食の頻度も自然に整います。私はそこまで含めて、この本の価値だと思いました。
注意点(体調や家族構成で塩加減は調整)
どんなレシピでも、塩加減は体調や好みで変わります。家族がいる場合は特に、濃い薄いの基準が違う。
私は「最初は控えめに作って、最後に足す」ほうが安全だと思いました。美味しいの基準は人それぞれなので、自分の家の正解に寄せていくのがいいです。
まとめ
『リュウジ式至高のレシピ2』は、基本料理を“家庭で美味しく”仕上げるための、現実的な相棒みたいな本です。
料理に自信がない人ほど、基本が整うと一気に楽になります。私はこの本、頑張りすぎない自炊を続けたい人におすすめしたいです。