レビュー
概要
フェミニスト活動の現場から寄せられた声や現代社会の構造に即した分析を一冊にまとめ、「言葉」の持つ力で身体・労働・セクシュアリティの課題に交渉する姿勢を描く。沈黙を打ち破りながら、仲間とつながるための言語化を促している。
読みどころ
- 活動記録を通じて、職場、家庭、公共空間で遭遇するハラスメントと向き合う言葉の選び方を数例紹介。
- 物語風のインタビューと詩的なフレーズを混ぜることで、専門用語がないまま声が届く構成。
- 章ごとに翻訳付き問い(私はどう感じたか/どんな言葉を使ったか)を用意し、読者自身の言葉を引き出すワークを添えている。
類書との比較
『おんなのカガク』(大研出版)は理論偏重だが、本書は当事者の生活から言葉を拾い、即使えるフレーズと対話のテンプレートを添えている点で差別化。
こんな人におすすめ
- きっかけが欲しい活動家や当事者。
- 教育現場でジェンダー教育を扱う教員。
感想
象徴的な「私はここにいる」という声に、言葉を作る勇気が湧き出た。