レビュー
概要
多様な視点で「変わった」間取りを分析する、住まいのユニークなアイデア集。11の実例を取り上げ、なぜそのプランが成立したか、どんな暮らし方が可能かを暮らしのストーリーとともに紹介する。
読みどころ
- 「狭小地を大胆に使う」章では、斜めの壁や天井の高低差を活かした空間づくりを図示し、光がどう取り込まれるかも描写。
- 「住人の想いの投影」では、家族構成や仕事との関係を物語で掘り下げ、その中でアイデアが生まれた背景を再現。
- 最終章は既存住宅のリノベーションによる変化を扱い、1階と2階で異なる用途を組み合わせた例を提示。
類書との比較
『間取り力を鍛える』(エクスナレッジ)も発想法を扱うが、本書は実例のストーリーと住人の生活観を重視していて、ユニークな構造がどう実生活に溶けるかが分かる点で差別化されている。
こんな人におすすめ
- 変化を好む家族。個性ある空間の実現にヒントを得られる。
- 建築やインテリアを学ぶ学生。ストーリーと仕掛けを同時に学べる。
- リノベーションを検討する人。参考になる具体例が並ぶ。
感想
住人の暮らしのストーリーと間取りの図面がセットで迫ってくるので、独特な家の完成度をリアルに味わえた。普通とは違うアイデアが一つ一つ納得感とともに提示されていて、参考になる。