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レビュー

概要

「今日したこと、感じたこと」を、英語で言ってみる。日常の一日の流れに沿って、英語表現を1000個まとめた本です。

特徴は、英単語+シンプルな表現で「体の動き」と「リアルな日常のつぶやき」を学ぶ、という方針が明確なところ。机に向かって“勉強としての英語”をやるより、生活の中で英語を口に出す回数を増やしたい人に向いています。

さらに「すべて音声付き」で、イラストで理解しやすい構成だと紹介されています。目で分かって、耳で確認して、口に出す。学習の動線が一冊の中に揃っているのが強いです。

英会話が伸び悩むときって、「言いたいことがない」のではなく、「言える材料が頭の中にない」ことが多いと思うんです。単語帳で覚えた単語はあるのに、会話の場面になると沈黙してしまう。

この本は、材料を“生活の実況”から作るタイプです。今日の体の動き(行動)と、心のつぶやき(感情・独り言)を、英語にしてみる。すると、会話のネタが勝手に増えます。日常を英語化するって地味だけど、実は一番続く方法なのかもしれません。

読みどころ

  • 「すべて音声付き」と明言されていて、読むだけで終わりにくいところ
  • 「体の動き」と「心のつぶやき」を英語にするので、会話の“ネタ切れ”対策としても効くところ
  • 一日のシーンごとに章が分かれていて、必要なところから拾いやすいところ
  • 学校英語のように難しい言い回しより、日常の行動に貼り付けられる表現を集めているところ

この本でできること(ざっくり)

目次を見ると、扱うのは「朝の身支度」や「通勤」みたいな定番だけじゃなくて、かなり今っぽいです。

  • スマホ・PCライフ:検索、返信、通知、作業の切り替えなど、現代の生活の中心にある行動を英語で言えるようにする
  • 家事:洗濯・片づけ・料理など、毎日繰り返す動作を英語化して、練習量を確保する
  • 健康・美容:体調や気分の変化は会話の導入にもなるので、言えると雑談が一気にラクになる

こういう領域が入っていると、「英語を使う機会がない」と思っている人ほど、実は言えることが山ほどあると気づきやすいと思います。

本の具体的な内容(目次)

目次は「起きてから寝るまで」の流れで、10章に分かれています。

1 朝/In the Morning
2 通勤/Commuting
3 仕事/Working
4 スマホ・PCライフ/Smartphone&PC Life
5 家事/Housework
6 家で過ごす/Relaxing at Home
7 健康・美容/Health&Beauty
8 趣味/Favorite Things to Do
9 外食・買い物/Eating Out&Shopping
10 夜/At Night

この並びがいいのは、「いま自分が困っている場面」から逆引きできるところ。英会話って、旅行英語だけ覚えても日常の表現が足りなくて詰みがちなので、スマホ・PCや家事まで入っているのが実用的だと思います。

使い方のコツ(続けるために)

この本は1000表現あるので、最初から全部やろうとすると挫折しやすいです。私は、次の使い方が合うと思いました。

  • まずは1章(朝)だけ、1週間やる
  • 「今日の体の動き」1つと、「今日のつぶやき」1つを選んで声に出す
  • 音声で確認して、口が回るまで短くシャドーイングする

日常の行動とセットにすると、記憶が残りやすいので、「歯みがき中に1フレーズ」みたいな小ささで始めるのがコツです。

もう少し慣れてきたら、章をまたいでつなげるのもおすすめです。たとえば「通勤」→「仕事」→「スマホ・PCライフ」って、社会人なら一続きの流れですよね。この流れで“今日の出来事”を英語にできるようになると、オンライン英会話でも雑談で困りにくくなります。

逆に休日は「家で過ごす」「趣味」「外食・買い物」を中心に回す。自分の生活の動線に合わせて、開く章を変えるだけでも、同じ本が飽きにくくなります。

こんな人におすすめ

  • 英語の勉強はしているのに、口から出てこない人
  • 日常の出来事を英語で言えるようになりたい人
  • 会話の“素材”を増やしたい人(通勤・家事・買い物など)
  • 音声付きで、発話の練習まで一冊で回したい人

感想

英語って、単語や文法を知っていても、いざ話そうとすると「何を言えばいいか分からない」で止まることが多いんですよね。だから、この本の「体の動き」と「心のつぶやき」を英語で言う、という方針がすごく効くと思いました。

“言う内容”が生活の中にいくらでもあると分かると、スピーキングのハードルが下がります。たとえば通勤、仕事、スマホ、家事、買い物、夜…って、毎日必ず何かしらやっている。そこに英語を貼るだけで、練習量が増やせるんですよね。

音声付きなので、読むだけでなく「声に出す」までセットにできるのも良かったです。勉強としての英語に疲れた人ほど、生活に寄せて英語を続けたい一冊だと思います。

個人的には、「英語を話せるようになりたい」と思ったときに、いきなり海外ドラマに飛ぶより、まずは日常の10章を“英語で実況できるか”を試したほうが、成果が出やすい気がしました。今日の自分の生活って、明日も繰り返すから、練習の場が毎日ある。これって、学習法としてかなり強いです。

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    佐々木 健太

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