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レビュー

概要

家計管理が続かない人のために、1日1行の記録を2年間続けて350万円貯めた実践記。著者の家計はゼロからスタートし、日々の消費や収入、心の動きまで記録しながら「ズボラでも続く」構造を設計。家計簿の記入を3分のルーティンに収め、表形式だけでなく、心の声や行動の理由をメモする「ズボラメモ」を独自開発している。

読みどころ

  • 第1章では、家計簿を「見せる」ではなく「書く」ことに価値をおき、1行に収めるカレンダー形式で記録。過去の支出を繰り返し見返すことで、消費のトリガーを明らかにするプロセスを紹介。
  • 第3章では、やる気が出ないときに家計簿を書かない代わりに「気持ちチェックリスト」を添えて、それも1日1行に書く方法を示す。家計の数字だけでなく心の流れも記憶し、課題を遡る場になる。
  • 最終章では、2年後の貯金額を予測するための「希望貯金パズル」を掲載。目標を細分化し、「今日できる一行」の貯金アクションを決める仕組みを提示。

類書との比較

『ズボラ家計簿』『毎日続けるお金のノート』などが手帳やアプリを紹介する中、本書は文字数の少ない1行で完結するアプローチを提案する点が異なる。類作は記録のフォーマットに依存するところが多いが、こちらは「どんなときに何を書くか」を重点的に語り、感情と行動の3文ルールなど具体的なルールを提供する点が差別化される。

こんな人におすすめ

  • 家計簿を始めても続かなかった人。
  • 消費の理由を文字にして整理したい人。
  • あえてシンプルな記録でストレスなく貯めたい人。

感想

1行カレンダーを作ってからは、財布の中身を確認するごとに何を書くかがわかるようになり、自然と支出が減った。ズボラメモに気持ちを書き出すと、感情的な無駄遣いを文字化することで冷静に見えるようになり、2年で350万円の目標も現実味を帯びた。家計簿を習慣化するための「最小の行動」に特化している点が実践的だった。

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    大手出版社で書籍編集を10年経験後、独立してブロガーとして活動。科学論文と書籍を融合させた知識発信で注目を集める。
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    佐々木 健太

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