レビュー
概要
プレーヤーとしてのスキルに頼っていた人が、チームを導くマネジャーへと頭を切り替えるための思考法を、千人以上のリーダーを支援した経験に基づき解説。著者はコンサルタントとしての視点を活かし、行動・言動・意思決定の3層を整理する。
読みどころ
- 第1章でプレーヤーとマネジャーの最大の違いを「視点のスケール」に置き、個人の成果を出すときと、数人の成果を出すときでは情報の扱い方が異なることをシンプルに示す。
- 第2章ではマネジャーとしての「会話」デザインを解説。育成の会話と評価の会話を分け、それぞれに使える問いやフィードバックのテンプレートを記載。
- 第3章では意思決定のフレームを紹介し、“曖昧な状況でどう方向を定めるか”を判断木に沿って示す。
類書との比較
『最初の90日』が移行の時間を示すのに対し、本書は「マインドセットの変換」に焦点を当て、実践的な問いかけと行動の変換ルーチンを示す点で差別化される。
こんな人におすすめ
・現場のプレーヤーから昇格したばかりの人。
・マネージャー教育を任された企業。
・職務の違いを意識したい人。
感想
マネジメントをやりながら持ち続けがちなプレーヤー視点との違いを、呼吸の仕方のように体感させてくれる。日常的に「何の会話か」を意識するだけで見える景色が変わる。