レビュー
概要
早送り・ネタバレ動画という新しい映画消費スタイルを巡り、コンテンツ生産・配給・視聴者の主体性の変化を追うルポ。物語の理解と時間の取捨選択、ストリーミングサービスのアルゴリズムとの交互作用を現場取材を基に分析。
読みどころ
- ネットフリックス・YouTube などのプラットフォームにおける早送り閲覧の統計と、それに対する製作者の対応(キモい早送りに対する字幕/小ネタ)を取材。
- ネタバレ文化の拡大がストーリーの構造に与える影響を比較し、消費者が「どこで感動しようとするか」を分解。
- 書籍での映画批評・レビューとの相関を探り、長時間鑑賞と瞬時消費のバランスを再現性あるフレームで描写。
類書との比較
『スクリーンの未来』がVR・メタバースに焦点をあてる反面、本書は既存映画消費のなかで時間を再定義する点が独創的。『コンテンツ消費の哲学』よりも取材と活動の実例が多い。
こんな人におすすめ
映画批評家・ストリーミングプロダクト担当・メディア研究者。
感想
早送り視聴の理由を具体化することで、普段見落とす自分の視聴習慣に気づけた。