レビュー
概要
モンテッソーリ教育を受けた幼児たちの経験を追跡し、現代の脳科学と照らし合わせながら教育効果を検証するルポルタージュ。実際の教室の記録と脳の発達段階を対比し、体験と神経発達の連携を図表つきで提示。
読みどころ
- 実践例では、子どもが自主的に教具を選び、集中する脳の状態を EEG な観点で記述。体験と脳内のリズムを並列させる。
- モンテッソーリ教育の 3 要素(自発性・集中・協調)の表現に対して、神経科学でいう attention network と default mode network の関係を視覚化。
- 異なる社会背景の幼児を比較し、格差と教育環境のタイミングを言語化。
類書との比較
『モンテッソーリ教育の実践』が現場を描写するのに対し、脳科学とのつながりを持ち出す点で独自。『脳を育てる幼児教育』よりも実例の量も多く、再現性のある指導が描かれている。
こんな人におすすめ
教育実践者・幼児教育に興味がある親。
感想
モンテッソーリの教具に脳科学の視点を重ねる構成が新鮮だった。