レビュー

概要

YouTuber 兼 Excel 実務家の視点で、現場の資料作成・データ分析に使える思考パターンを「本+動画」で学ぶ形式。各章の末尾に QR コード付き動画・演習データがあり、テキストの記述だけでなく実際に操作しながら理解を深める設計。Excel の基本操作からピボットテーブル・Power Query・VBA を現場感ある課題で提示。

読みどころ

  • 第1章では「目標→データ→アウトプット」の三段階で Excel の役割を整理し、データ取得→加工→可視化のタスクをフレーム化。余白のあるワークシートを示しながら、視覚的なドリルとともに output を設計。
  • 第3章は Power Query を用いたデータクレンジング。複数ファイルの列を一致させるステップを画面キャプチャと連動させながら説明し、ルールベースでの型変換や条件付き結合を図解。
  • 第5章では VBA とマクロの最初の自動化を紹介。「10 秒のできる質問」テンプレートを設け、どのタスクを自動化すべきか判断するフレームを提供。動画で操作を確認しながら、自分の現場業務に合わせて取り入れられる。

類書との比較

『できるExcel 2019』や『現場のExcel』は操作のステップを淡々と提示するが、本書は動画と練習問題のセットによって「能動的な試行錯誤」を可能にする。『Excel 実務ハンドブック』とは違い、手入力・関数・マクロをつなげて思考を設計するパターンが明示され、学習の再現性を高めている。

こんな人におすすめ

データ分析の実務に入りたての若手や、資料作成に追われるマーケター・営業パーソン。動画があって自習できるため、独学で伸ばしたい人にも適する。

感想

YouTube の映像と連動していることで、手を動かしながら学べるのが自由度高く感じられた。Excel の関数や自動化の方針を「現場の問題」として提示するので、単なるチュートリアル以上に思考の枠組みが得られる構成だった。

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  • 高橋 啓介

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    大手出版社で書籍編集を10年経験後、独立してブロガーとして活動。科学論文と書籍を融合させた知識発信で注目を集める。
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    佐々木 健太

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