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レビュー

概要

ナタリー編集部が手がける文章トレーニング。短文、読み手の視点、余韻を意識した課題を一問一答形式で提示し、文章力を丁寧に磨くカリキュラム。各課題に対して添削例と「良い例/悪い例」の比較があり、アウトプットをその場で修正しながら進めることができる。

読みどころ

  • 第1部は「感覚を揃える」ステップで、文章の空気感やトーンを表現するワークを提示。たとえば「さみしさ」を言語化する課題では、抽象と具体を交互に書くことを求め、言葉に「体温」をのせる感覚を養成する。
  • 第2部では「伝える構造」にフォーカスし、導入・本論・結論を潔く組み立てる方法を提示。また、情報過多にならないよう不要な要素を整理する「削ぎ落とし」の作業が複数の課題で含まれている。
  • 終盤の「読み手を意識する」パートでは声のトーンやリズム、感情の起伏に着目し、ターゲット読者ごとの言葉遣いの違いを観察するディスカッションが用意されている。

類書との比較

『書くことのコツ』(講談社現代新書)は構造や理論を丁寧に説いているが、ここまで練習問題を並べて即実践する仕組みは持たない。本書は編集部のノウハウをもとに、課題→添削→修正のサイクルを回す形で、自分に合う「声」を見つける補助線を多数用意しており、自分の文章を目の前で育てられる構成になっている。

こんな人におすすめ

  • 文章を書くことに自信がないビジネスパーソン。指示文や報告書をテンプレ化するだけでなく、何を削るべきかをトレーニングできる。
  • ブログを再起動したいクリエイター。書く筋肉を一問一答で立て直す方式で、毎日続けるための仕組みがある。
  • ライター志望の学生。添削例があるため、良し悪しを自力で判断できるようになる。

感想

読むたびに自分の言葉のクセを知るトレーニング。編集部らしいスピード感と高い感度が保たれていて、決まり文句を捨てて自分の声を探す作業が続けやすい。良い例と悪い例を並べる手法で、単なる理論ではなく実体験として「なぜこの語感がよいのか」が腑に落ちる。

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    大手出版社で書籍編集を10年経験後、独立してブロガーとして活動。科学論文と書籍を融合させた知識発信で注目を集める。
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    西村 陸

    京都大学大学院で認知科学を研究する博士課程学生。理系でありながら文学への造詣も深く、科学と文学の交差点で新たな知の可能性を探求。
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    佐々木 健太

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