Kindleセール開催中

297冊 がお得に購入可能 最大 99%OFF

レビュー

概要

海外のコーディング面接で問われる問題を日英併記で189問集めたトレーニングブック。言語に依存せず考える力、API設計、アルゴリズムの選択、そして面接官に伝えるための言語化のコツをセットで紹介する。各問題に対して「考え方」「実装」「改善」の3ステップが設けられており、単なる解法集ではない育成型の構成。

読みどころ

  • 1章ではスタック・キュー・リストといった基本構造に立ち返り、ビジュアルな図でポインタの移動やループの作用を追い、その後の問題では実際に面接官が書いた質問文を例示。メモリ制限やタイムアウトなどの制約の読み取り方まで記している。
  • 2章以降では、「要約(TL;DR)」「代替案」「テストケース」など、面接での説明に必要な言語化パターンを提示。実際の面接官が聞くべき質問も掲載され、回答を受けて「Sorry, can you explain it again?」と促されたときの反応もトレーニング対象にしている。
  • 最終章では文化的な違いにも触れ、例えば米国では語尾で自信を持った言葉を使うことが重視されるとし、エンジニアリングマネージャーとの会話例を交えたロールプレイを記載。日本語と英語の両方での表現例があるので、そのまま模範回答を暗記できる。

類書との比較

『プログラミングコンテスト攻略のためのアルゴリズムとデータ構造』(共立出版)は競技寄りの発展問題が多く、言語化よりも計算効率が中心になる。本書は面接というコミュニケーションを前提にし、解法だけでなく説明の仕方や振る舞いも含めてトレーニングする点で特色がある。

こんな人におすすめ

  • 外資系企業のコーディング面接を控えたエンジニア。面接官の期待値を理解するための言語化フレームが役立つ。
  • スタートアップで限られた面接回数をコンバージョンにつなげたい採用責任者。質問の背景と良い回答の構成が一冊で参照できる。
  • 日本語での説明に自信がないエンジニア。English summaryが併記されていて、サンプルを真似るだけでボキャブラリーが増える。

感想

問題数の多さに圧倒されるが、各問題ごとの3ステップ構成と面接官視点のコメントに救われる。グローバルでの通用を意識したロールプレイも入っていて、ただ解くだけでなく受け答えをデザインできるところが実践的だ。教科書的な図解と文化的配慮を両立しており、面接を目前にしたリハーサル教材として頼もしい。

この本が登場する記事(1件)

本の虫達

要約・書評・レビューから学術的考察まで、今話題の本から知識を深めるための情報メディア

検索

ライター一覧

  • 高橋 啓介

    高橋 啓介

    大手出版社で書籍編集を10年経験後、独立してブロガーとして活動。科学論文と書籍を融合させた知識発信で注目を集める。
  • 森田 美優

    森田 美優

    出版社勤務を経てフリーライターに。小説からビジネス書、漫画まで幅広く読む雑食系読書家。Z世代の視点から現代的な読書の楽しみ方を発信。
  • 西村 陸

    西村 陸

    京都大学大学院で認知科学を研究する博士課程学生。理系でありながら文学への造詣も深く、科学と文学の交差点で新たな知の可能性を探求。
  • 佐々木 健太

    佐々木 健太

    元外資系コンサルタントから転身したライター。経済学の知識を活かしながら、健康・お金・人間関係の最適化を追求。エビデンスベースの実践的な知識発信を心がける。

Social Links

このサイトについて

※ 当サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。