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レビュー

概要

『味が決まる 混ぜるだけ麹レシピ』は、塩麹、玉ねぎ麹、しょうゆ麹、甘麹の4つを軸に、毎日の味つけを麹ベースへ置き換えていくレシピ本です。マガジンハウスの公式紹介では、「混ぜるだけで簡単だから、初めてでも続く、体が整う」を掲げ、レシピ計88品と、自家製だれ・ドレッシング・麹の基本Q&Aまで収録する入門書として案内されています。

読みどころ

  • 4つの置き換え調味料という考え方がわかりやすいです。塩、コンソメ、しょうゆ、砂糖を、それぞれ塩麹、玉ねぎ麹、しょうゆ麹、甘麹へ寄せることで、発酵食の導入を「新しいこと」ではなく「今の料理の延長」にできます。
  • 目次を見ると、塩麹おむすび、ズボラバーグ、早シライス、腸活切り干しサラダ、甘麹パンナコッタなど、平日ごはんと軽いおやつの両方が揃っています。レシピ本としての実用性がかなり高く、忙しい日常でも回しやすい構成です。
  • 著者は PR TIMES の紹介によると、4児の母で、2024年からInstagramで麹レシピを発信して人気を集めた人です。料理が得意ではなかった立場から麹の便利さを伝えているため、料理上級者向けというより「続けられる人を増やす」本になっています。

類書との比較

発酵本には、麹や味噌の理論を深く掘るもの、本格的な仕込みを前提にするものも多いです。それに対して本書は、発酵食を生活へ落とし込む実装寄りの本です。腸活本が食品の選び方や理論中心になりやすいのに対し、本書は「今日の料理でどう使うか」がすぐ見えるのが強みです。

こんな人におすすめ

  • 腸活や発酵食に興味はあるが、手間が増えるのは避けたい人
  • 味つけが毎回ぶれやすく、調味料を減らしたい人
  • 一人暮らしや共働きで、時短重視の自炊本を探している人
  • 料理が得意ではないけれど、食事を少し整えたい人

感想

この本の魅力は、麹を特別な健康法にしすぎないところにあります。行動を増やすのではなく、いつもの味つけを置き換えるだけにする。だから、腸活や発酵食に興味はあっても続かなかった人ほど入りやすい一冊だと感じます。料理を頑張る本というより、料理の迷いを減らす本として手に取りやすそうです。

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    佐々木 健太

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