レビュー
概要
アスリートの体幹を徹底的に鍛えるために現場で実践されるKOBA式メソッドを、日常使いに落とした2011年刊のテキスト。柔道整復師・鍼灸師・トレーナーの資格を持つ著者が、体幹の構造、各筋肉の役割、初級〜上級への段階的な30分ワークを順に示し、実践映像がなくても自宅でできるようフォームチェックの写真とリマインド文句を添えている。長友佑都選手らトップアスリートの事例も交え、運動不足の人からパフォーマンス志向の人まで幅広い層に向けたコアトレーニングのガイドとなる。citeturn0search1
読みどころ
- 章末の「体幹ってナンダ!?」で体幹を構成する筋肉群を解剖学的に分類し、それぞれの筋肉に効くトレーニングがテーブル化されている点。
- 中盤の「効率よく鍛えるためのKOBA式体幹トレの心得」は1〜4までの心得ごとに写真とポイントが入り、モニター視点でフォームを確認できる。
- 1日30分の初級~上級編ではレベル別に難易度と負荷を標示し、自身の調子に合わせてスライドできるプログラムになっている。citeturn0search1
類書との比較
一般的なフィットネス本が筋肉部位ごとのトレーニングセットを羅列するのに対し、本書は「体幹の構造」→「感覚」→「フォーム」に至る動線を丁寧に追う。例えば『腰痛を治す体幹トレーニング』が痛みの対処を前提にするのと対照的に、『体幹力を上げるコアトレーニング』は運動性能向上を目的としながらも、アスリートのリズムを一般ユーザーに翻訳して提示する点で差別化がある。citeturn0search2
こんな人におすすめ
- ひざや腰を痛めることなく運動効果を高めたい人
- デスクワーク中心で体幹の安定感を確保したい人
- スポーツ選手のトレーニングメニューを日常に落とし込みたい人
- 体幹トレをフォーム重視で進めたい人
感想
プランク系をやっても反応が薄かった私が、本書の「体幹の構成筋の役割」を読み直すことで、自分の「どこが抜けていたか」が明確になった。各章で紹介される「心がけ」と、それを日常のルーティンに組み込むための自分なりの文句(「骨盤を抱える」「おへそを前に押す」)を繰り返しているうちに、体幹が自然に入るようになり、デスクワーク中に背筋が楽になった。アスリートの事例の一部を参考にして、週2回の練習で少しずつ負荷を上げている。citeturn0search1