レビュー
概要
図解を豊富に使いながら、親子でお金・経済の基礎知識を学べるキッズ向け入門書。貨幣の種類、経済のしくみ、貯蓄・投資・税金までをストーリー仕立てで解説し、巻末には親子で試せるワークシートが付いている。学習に飽きないよう、クイズ形式の解説とマンガの導入が複合され、理論と体験を同時に提供している。
読みどころ
- 第1章ではお金の歴史を通して「価値」という概念を視覚化。貨幣発明の経緯を地図と年表で示し、異なる文化の通貨がどのように交換されたかを親子で語る形式で説明。
- 中盤では経済のしくみとして「需要と供給」「物価」「インフレ・デフレ」をマンガにして、子供にもわかりやすい言葉でその動きを描く。各概念の説明後には「お金のかけ算・割り算チャレンジ」がある。
- 最終章は貯金・投資・税金を簡単な図表で整理し、家計のカラーテーブルを用意。子供自身が家計をシミュレートするワークシートと、親が使えるフィードバックの質問例を併記。
類書との比較
『小学生からはじめるお金の教科書』が個人ワーク中心なのに対し、本書は親子した体験を重視し、対話形式のフレームが設計されている。『マンガで学ぶ経済学』よりも絵本的で読後すぐに対話が生まれる構成なので、家庭での続けやすさは高い。
こんな人におすすめ
親子でお金・経済の話をはじめたい家庭。児童の学習支援をする教師や図書館にも。
感想
大人が読んでも、基本概念がわかりやすく整理されていて、親子の会話の端緒になる。