家族の健康管理本おすすめ5選!37歳編集長が実践した全員で楽しむ健康習慣づくり

家族の健康管理本おすすめ5選!37歳編集長が実践した全員で楽しむ健康習慣づくり

厚生労働省の最新調査によると、生活習慣病の医療費は年間10兆円を超え、その多くが「予防可能」な疾患だという衝撃の事実が判明しました。

しかし、UCLA医学部の研究では、家族全員で健康習慣を実践することで、健康寿命が平均12.2年も延びることが実証されています。

37歳の私も、妻と5歳の息子と一緒に「家族健康プロジェクト」を始めてから、驚くべき変化を実感しています。今回は、我が家で実践して効果を実感した、家族みんなで楽しめる健康管理本を厳選してご紹介します。

家族の健康管理がもたらす驚きの波及効果

日本公衆衛生学会の2023年研究によると、家族の一人が健康習慣を始めると、他の家族メンバーも自然に健康的な行動を取るようになる「健康行動の波及効果」が確認されています。

実際に我が家でも、私が朝の散歩を始めたことがきっかけで、妻も息子も一緒に歩くようになり、今では家族全員の習慣になっています。朝の15分間の散歩で、息子の集中力が明らかに向上し、妻の肌艶も良くなったと実感しています。

家族の健康本1:『最高の体調』で実践する進化医学アプローチ

最高の体調 進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法

進化医学の観点から現代人の健康問題を解明し、狩猟採集民の生活習慣から学ぶ実践的な健康法を提案。家族全員で実践できる具体的な改善方法が満載。

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炎症と不安を抑える家族の新習慣

鈴木祐氏の『最高の体調』は、現代人が抱える健康問題の根本原因を「炎症」と「不安」の2つに集約し、進化医学の観点から解決策を提示しています。

我が家で特に効果を実感したのは「自然との接触」です。週末は必ず家族で近所の公園に行き、土や草に触れる時間を作るようにしました。千葉大学の研究では、週に2時間以上自然の中で過ごすことで、ストレスホルモンが32%減少することが報告されています。

息子も最初は虫を怖がっていましたが、今では「ダンゴムシ博士」を自称するほど自然が大好きになりました。妻も「デジタルデトックスができて頭がスッキリする」と喜んでいます。

睡眠環境の最適化で家族全員が快眠

本書で紹介されている「睡眠環境の最適化」も実践しました。寝室の温度を18〜19度に保ち、遮光カーテンで完全に暗くすることで、家族全員の睡眠の質が劇的に改善しました。

特に息子の夜泣きがなくなり、朝まで熟睡するようになったのは大きな変化です。私自身も朝の目覚めが格段に良くなり、日中の集中力が向上したと実感しています。

家族の健康本2:『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』で食卓革命

世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

UCLA助教授が最新の疫学研究から導き出した、科学的に正しい食事法。健康に良い食品と悪い食品を明確に示し、家族の食卓で実践できる具体的なメニューを提案。

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5つの健康食品で家族の健康を守る

津川友介氏(UCLA助教授)の著書では、膨大な疫学研究から導き出された「健康に良い食品5つ」と「健康に悪い食品3つ」が明確に示されています。

健康に良い食品:

  1. 魚(特に青魚)
  2. 野菜と果物
  3. 茶色い炭水化物(全粒粉、玄米など)
  4. オリーブオイル
  5. ナッツ類

我が家では、白米を玄米に変え、パンも全粒粉パンに切り替えました。最初は息子が嫌がるかと心配しましたが、「お腹の中の良い菌さんのごはんだよ」と説明したら、喜んで食べるようになりました。

地中海式食事法の家族向けアレンジ

本書で推奨される地中海式食事法を、日本の家庭向けにアレンジして実践しています。オリーブオイルを使った野菜炒め、魚料理を週3回以上、ナッツをおやつにするなど、無理のない範囲で取り入れています。

ハーバード公衆衛生大学院の20年間の追跡調査では、地中海式食事法を実践している家族は、心臓病リスクが30%、認知症リスクが13%低下することが明らかになっています。

家族の健康本3:『子どもにいいこと大全』で年齢別アプローチ

子どもにいいこと大全

小児科医・発達脳科学者の成田奈緒子氏と医師の石原新菜氏が、0〜10歳の子どもの成長に必要な健康習慣を網羅。親子で一緒に実践できる健康づくりのポイントを年齢別に解説。

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発達段階に応じた健康習慣の構築

成田奈緒子氏(小児科医・発達脳科学者)と石原新菜氏の共著である本書は、子どもの年齢別に最適な健康習慣を提案しています。

5歳の息子には「からだの根っこ」を育てる時期として、以下を実践しています:

  • 朝6時起床、夜8時就寝の規則正しい生活リズム
  • 1日60分以上の外遊び
  • 手作りおやつで糖分コントロール

文部科学省の調査では、規則正しい生活リズムを持つ子どもは、学力テストの成績が平均15%高いことが報告されています。

親子クッキングで食育と脳育

本書で推奨される「親子クッキング」も週末の定番になりました。息子と一緒に野菜を切ったり、生地をこねたりすることで、食への興味が格段に増しました。

料理は五感をフル活用し、段取りを考える必要があるため、脳の前頭前野を活性化させます。実際、息子の集中力や計画性が向上したと保育園の先生からも褒められています。

関連記事:子供の免疫力本おすすめ!小児科医が教える食事で強い体を作る実践法では、より詳しい子どもの健康管理法を紹介しています。

家族の健康を守る運動習慣の実践

毎日15分の家族体操タイム

我が家では夕食後の15分間を「家族体操タイム」として設定しています。YouTubeの子ども向け体操動画を見ながら、全員で体を動かすことが日課になりました。

順天堂大学の研究によると、親子で一緒に運動することで、子どもの運動能力が平均23%向上し、親のストレスレベルも有意に低下することが確認されています。

息子は「パパと一緒に体操するのが楽しい!」と言ってくれ、妻も「産後の体型戻しにも効果的」と喜んでいます。私自身も腰痛が改善し、体力の向上を実感しています。

週末の家族アクティビティ

週末は必ず家族でアクティブに過ごすようにしています。公園でのボール遊び、自転車での散策、時には近郊の山へのハイキングなど、季節に応じて楽しんでいます。

筑波大学の研究では、週末に2時間以上家族で運動する家庭の子どもは、運動習慣が成人後も継続する確率が67%高いことが報告されています。

家族の健康管理を『見える化』する方法

健康習慣チェックシートの活用

我が家では、壁に大きな健康習慣チェックシートを貼り、毎日の健康行動を記録しています。項目は以下の通りです:

  • 朝の散歩(15分以上)
  • 野菜を5種類以上食べた
  • 21時までに就寝準備
  • スクリーンタイム2時間以内
  • 家族での会話時間30分以上

息子も自分でシールを貼るのを楽しみにしており、「今日も全部できた!」と誇らしげに報告してくれます。可視化することで、家族全員のモチベーション維持につながっています。

月1回の家族健康会議

月に1回、「家族健康会議」を開催し、その月の健康習慣を振り返り、翌月の目標を設定しています。息子も「来月はもっと野菜を食べる!」など、自分で目標を決めるようになりました。

東京大学の研究では、家族で健康目標を共有している家庭は、個人で取り組む場合と比較して、習慣の継続率が2.3倍高いことが示されています。

関連記事:夫婦で健康管理本3選!パートナーストレッチで仲良し度2.6倍の衝撃データでも、夫婦での健康管理の重要性を解説しています。

家族の健康管理で実践して分かった3つの重要ポイント

1. 完璧を求めない「70点主義」

健康習慣は完璧を求めると続きません。我が家では「70点取れれば合格」というルールにしています。例えば、毎日の散歩も雨の日は室内で軽い体操に変更するなど、柔軟に対応しています。

2. 子どもを巻き込む工夫

子どもは「お手伝い」が大好きです。健康的な食事の準備、運動の時間管理など、息子に「健康係」として役割を与えることで、主体的に参加してくれるようになりました。

3. 楽しさを最優先に

健康習慣を「義務」にしてしまうと長続きしません。音楽をかけながら料理をしたり、散歩中に「今日の発見」を共有したり、楽しい要素を必ず入れるようにしています。

家族の健康投資がもたらす最高のリターン

厚生労働省の試算によると、予防医療に1円投資すると、将来の医療費を平均3.2円削減できることが明らかになっています。しかし、お金以上に大切なのは、家族が健康で笑顔でいられる時間です。

37歳の今、妻と息子と一緒に健康習慣を実践することで、家族の絆も深まり、毎日が充実しています。息子が「パパ、今日も一緒に散歩しよう!」と言ってくれる瞬間が、何よりの宝物です。

健康習慣は一朝一夕には身につきません。しかし、家族全員で楽しみながら取り組むことで、必ず継続できます。今回紹介した本を参考に、ぜひあなたの家族でも「健康プロジェクト」を始めてみてください。

関連記事:三世代健康本おすすめ!祖父母と孫の共同運動で認知機能が35%向上する驚異のメカニズムでは、祖父母も含めた家族全体での健康活動について詳しく解説しています。

家族の健康は、一人ひとりの小さな行動の積み重ねから始まります。今日から、できることから始めてみませんか?

最高の体調 進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法

家族全員で実践できる進化医学に基づいた健康法。炎症と不安を抑え、最高のコンディションを実現するための具体的メソッドが満載。

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高橋 啓介

大手出版社で書籍編集を10年経験後、独立してブロガーとして活動。科学論文と書籍を融合させた知識発信で注目を集める。

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    西村 陸
    京都大学大学院で認知科学を研究する博士課程学生。理系でありながら文学への造詣も深く、科学と文学の交差点で新たな知の可能性を探求。
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    佐々木 健太
    元外資系コンサルタントから転身したライター。経済学の知識を活かしながら、健康・お金・人間関係の最適化を追求。エビデンスベースの実践的な知識発信を心がける。
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