レビュー
概要
『聖闘士星矢』1巻は、星座を象徴した聖闘士たちが、自分の身体をコスモ(精神エネルギー)で調律し、射手座の黄金聖闘士と対峙する命の儀式の始まり。主人公・星矢が自らのコスモを燃やしながら、身体の強度と感覚の一体化を図る様が前面に押し出される。
読みどころ
- 聖衣をまとった聖闘士の戦いでは、胸の鼓動と宇宙のリズムが同期する描写が多く、特に射手座の矢を放つ瞬間の呼吸が肉体の限界を超える様子は読者の神経を刺激する。
- 1巻の前半で、星矢が瞑想で自分の意志と身体の調和を整えるシーンがあり、冷静に体の筋膜を感じながらコスモを整え、そのリズムが心拍とピッタリと重なる体験を共有する。
- 彼らの訓練や試合では、宇宙の星々が呼吸のテンポを導く装置として描かれ、身体と精神の同時調整が銀河の光に映える。
類書との比較
バトルと身体の精神性を描く点では『北斗の拳』と共通するが、『聖闘士星矢』はコスモという超越的リズムによる身体制御を強調。キャラクターが自分の内側を見つめるように呼吸を整える過程が、新たなスポーツ哲学を提示する。
こんな人におすすめ
- 身体とコスモのリズムを同時に堪能したい読者。
- バトルの中でもペース配分に注目する人。
感想
黄金の聖衣が光るとき、呼吸のテンポと宇宙の音がぴったりと揃い、身体の震えが次の勝利へとつながる。