レビュー

「転職すべきか、残るべきか」。その問いに答えるための思考フレームワークを提供する本。

著者は就職・転職支援に携わってきた人物。本書は物語形式で進み、主人公が転職を考える過程を通じて、キャリア選択の本質に迫る。

核心は「マーケットバリュー」という概念。自分の市場価値を3つの軸で測る。技術資産、人的資産、業界の生産性。この3つが高ければ、いつでも転職できる。だから今の会社に依存せずに働ける。

「いつでも辞められる」状態が、実は最も良い働き方を生むというパラドックスが印象的。辞められない人は、嫌なことにもノーと言えない。辞められる人は、本当にやりたいことに集中できる。

「やりたいことがわからない」という悩みへの回答も明快。やりたいことは「ある」か「ない」かではなく、「見つける」もの。そのためには行動し、経験を積むしかない。転職に限らず、キャリアを考えるすべての人に。

この本が登場する記事(11件)