レビュー
「“小さな巨人”に憧れて」。バレーボールの魅力を余すところなく描いた、スポーツ漫画の傑作。
主人公の日向翔陽は、低身長ながらバレーボールに情熱を燃やす少年。天才セッター・影山飛雄との出会いを機に、烏野高校バレー部で全国を目指す。
「変人速攻」を筆頭に、戦術描写がリアルで面白い。速さ、高さ、技術。バレーボールの奥深さを、初心者にもわかりやすく伝えている。試合を見る目が確実に変わる。
敵チームのキャラクター描写が丁寧なのも本作の特徴。音駒、白鳥沢、稲荷崎。どのチームにもドラマがあり、どちらを応援すればいいかわからなくなる。敵も味方も全力だからこそ、試合に熱くなれる。
2020年に完結。最終回まで一切の失速なく駆け抜けた名作。スポーツ漫画を読むなら、まずこれから。