レビュー

「解く力」より「解くべき問題を見極める力」。知的生産の本質を突いた一冊。

著者の安宅和人氏は、マッキンゼーからヤフーのCSO(最高戦略責任者)を経た人物。本書では「イシュー(本当に解くべき問題)」の見極め方を解説している。

多くの人は「犬の道」を歩んでいると著者は言う。とりあえず手を動かし、作業量でカバーしようとする。しかし、そもそも解くべきでない問題に取り組んでいたら、いくら頑張っても成果は出ない。

「イシュー度」と「解の質」の2軸で考える。イシュー度が低い問題は、いくら解の質を高めても価値が低い。まずイシュー度を上げること。それから解の質を上げる。

「言葉にできなければ、考えられていない」という指摘も鋭い。モヤモヤした状態で作業を始めるな。まず問いを明確な言葉にせよ。思考の質を高めたいすべての人におすすめ。

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