レビュー

「死ぬときに金を残すな」。お金の使い方に対する、根本的な問いを投げかける本。

著者はエネルギー業界で成功を収めた起業家。本書で彼は「いくら貯めるか」ではなく「いつ使うか」を考えろと説く。多くの人が、使い切れないお金を抱えたまま死んでいく。それは人生の最適化に失敗している証拠だと。

20代で1000万円使う体験と、80代で1000万円使う体験は、同じ価値ではない。若いうちしかできない経験がある。体力があるうちしか行けない場所がある。お金を「正しいタイミング」で使うことの重要性。

「経験の配当」という概念が印象的。旅行や学びは、その瞬間だけでなく、その後の人生でも思い出として価値を生み続ける。早く投資するほど、配当を長く受け取れる。

節約を美徳とする日本人には衝撃的な内容かもしれない。しかし、読み終わると「今日をどう生きるか」を真剣に考えたくなる。

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