Kindleセール開催中

297冊 がお得に購入可能 最大 99%OFF

レビュー

概要

糖尿病専門医の牧田善二さんが、20万人を診てわかった「医学的に正しい食べ方」を、68のルールとしてまとめた本です。

ちまたの健康法に振り回されがちな人に向けて、「仕事・人生のパフォーマンスを最大化する新常識」として、肥満・老化・病気・長寿・集中力・疲労などを横断しながら、医学的エビデンス(生化学×最新医療データ×統計データ)をもとに整理していく構成になっています。

目次の軸はとても明快で、序章で「血糖値のコントロールが最大のカギ」と置いたうえで、「やせる」「朝昼晩で整える」「老けない」「病気にならない」「長生きのルール」と、悩みの出口へ順番に連れていってくれます。

読みどころ

  • 「血糖値のコントロールが最大のカギ」という一本筋が通っているので、情報が多い健康分野でも迷子になりにくいところ
  • 第1章で「医学的に正しい食べ方20」という形で“新常識”をまとめ、まず前提をアップデートできるところ
  • 第2章〜第4章で「やせる」「朝昼晩で整える」「老けない」と、よくある悩み別に読み分けられるところ
  • 第5章〜第6章で「病気にならない食事術」や「100歳まで生きる人に共通する10のルール」まで扱い、生活全体の設計に広げられるところ
  • 「食の教養は健康格差社会を生き抜く武器だ」というメッセージがあり、単なるダイエット本ではなく“学び直し”の感覚で読めるところ

類書との比較

食事本は「これだけ食べればOK」と単品の推し食材に寄るものもありますが、本書は“人体のメカニズムに沿う”ことを軸にして、血糖値→体調→パフォーマンスへつなげるタイプです。

また、章立てが「新常識→やせる→朝昼晩→老けない→病気にならない→長生き」と段階的なので、いまの自分の関心(疲労?集中力?体重?)から入っても、全体像に戻ってこられるのが読みやすさだと思います。

本の具体的な内容(章立てで)

序章 人体のメカニズムにそった最強の食事

まずは「血糖値のコントロールが最大のカギ」として、食事の考え方の土台を置きます。ここがブレないので、あとから情報が増えても判断しやすいです。

第1章 医学的に正しい食べ方20

「ダマされる前に知っておきたい食事の新常識」という章題で、まず20のポイントをまとめます。健康情報の洪水の中で、前提をそろえる役割の章です。

第2章 病気を遠ざけ活力を取り戻す!やせる食事術

糖質制限で心身を整える技術として構成されています。「やせたい」が入口でも、体調や活力を含めて見直す方向に話が進みます。

第3章 24時間のパフォーマンスを最大化する食事術

朝・昼・晩の食事で本来のパワーを高める技術、という章。日々の仕事や生活に合わせて、食事を“24時間の設計”として捉え直せます。

第4章 見た目・気力・体力を衰えさせない!老けない食事術

老化をテーマに、若さとしなやかさを取り戻す食べ方が扱われます。美容目的というより、生活の土台としての食事を整えるイメージです。

第5章 本来の免疫機能を回復させる!病気にならない食事術

現代人ががんを遠ざけるための食べ方、という章題でまとめられています。医療情報を扱うぶん、自己判断で無理をしない前提は必要ですが、「何を基準に考えるか」を整理する助けになります。

第6章 100歳まで生きる人に共通する10のルール

世界の統計データが教える長生きの秘訣として、10のルールに整理されます。最後に“長期の視点”に引き上げてくれる締め方です。

こんな人におすすめ

  • 健康情報に疲れて、「結局何が正しいの?」となっている人
  • 仕事のパフォーマンス(集中力・疲労感)を、食事から整えたい人
  • 体重や見た目だけでなく、長期的に体を守る食習慣を作りたい人
  • 家族の食事を見直す前に、基準(考え方)を持ちたい人

迷ったらここから(読み方の順番)

全部読む時間がないときは、まず序章→第3章(朝・昼・晩)→第1章(新常識)の順で読むと、日常への落とし込みが早いと思います。目的が「ダイエット寄り」なら第2章、「老けない寄り」なら第4章、長期視点を持ちたいなら第6章、という読み分けもしやすいです。

感想

「ちまたの健康法はウソだらけ!」という強めの言い方ですが、読後に残ったのは“煽り”よりも、「判断の基準を持つとラクになる」という感覚でした。食事って毎日のことだから、情報に振り回されるとメンタルまで削られます。

この本は、血糖値のコントロールを軸に置きつつ、「やせる」「朝昼晩」「老けない」「病気にならない」「長生き」と、テーマ別に全体を見渡せるのが良かったです。いまの自分の悩みから入っても、読み進めるうちに“食事を生活全体で考える視点”に戻ってこれる。

実践のコツとしては、最初から68ルール全部をやろうとせず、まずは第3章の「朝・昼・晩」の考え方で1日だけ整えてみるのがおすすめです。変化が出る/出ないの差分が分かると、次にどこを見直すかが決めやすくなります。

なお、体調や持病に不安がある人は、医師の指導も前提にしつつ、「食事をどう考えるか」の教科書として読むのが安全だと思いました。

この本が登場する記事(7件)

本の虫達

要約・書評・レビューから学術的考察まで、今話題の本から知識を深めるための情報メディア

検索

ライター一覧

  • 高橋 啓介

    高橋 啓介

    大手出版社で書籍編集を10年経験後、独立してブロガーとして活動。科学論文と書籍を融合させた知識発信で注目を集める。
  • 森田 美優

    森田 美優

    出版社勤務を経てフリーライターに。小説からビジネス書、漫画まで幅広く読む雑食系読書家。Z世代の視点から現代的な読書の楽しみ方を発信。
  • 西村 陸

    西村 陸

    京都大学大学院で認知科学を研究する博士課程学生。理系でありながら文学への造詣も深く、科学と文学の交差点で新たな知の可能性を探求。
  • 佐々木 健太

    佐々木 健太

    元外資系コンサルタントから転身したライター。経済学の知識を活かしながら、健康・お金・人間関係の最適化を追求。エビデンスベースの実践的な知識発信を心がける。

Social Links

このサイトについて

※ 当サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。