レビュー
「バカとブスこそ東大へ行け」。破天荒な弁護士が、落ちこぼれ高校生を東大に合格させる受験漫画。
主人公の桜木建二は、元暴走族の弁護士。経営破綻寸前の高校を立て直すため、「東大合格者を出す」という目標を掲げる。そこに集まった落ちこぼれの生徒たちを、独自の方法論で鍛えていく。
受験テクニックが具体的で実践的だ。「メモリーツリー」「英語は文法より音読」「数学は公式より本質」。受験勉強の常識を覆すアドバイスが次々と飛び出す。受験生でなくても、学び方の参考になる。
しかし本作の真のメッセージは「勉強の意味」にある。なぜ学ぶのか、何のために東大を目指すのか。桜木が生徒たちに問い続ける姿勢が、読者の心にも刺さる。
ドラマ化で社会現象になった名作。受験漫画の枠を超えた、人生の教科書。