レビュー

「人は合理的に投資できない」という前提から始まる、行動経済学の投資への応用。

著者は世界的に著名な資産運用のストラテジスト。本書では、投資家が犯しがちな心理的バイアスを体系的に解説している。過信、群集心理、損失回避。知識として知っていても、実践では陥ってしまう罠が数多くある。

「自分は冷静に判断できる」と思っている投資家ほど危険だと著者は警告する。認知バイアスは、自覚できないからこそバイアスなのだ。だからこそ、投資プロセスにルールを組み込む必要がある。

チェックリストの活用、投資日記の作成、意思決定の記録。具体的な対策も提示されている。感情に流されない投資を実現するための仕組みづくりが学べる。

投資経験がある人向けの中級者向け内容。自分の投資行動を客観視したい人に。心理学と金融の交差点で得られる知見は深い。

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