レビュー

競技かるたに青春を捧げる姿が、驚くほど熱い。

主人公・綾瀬千早は「日本一になる」ことに迷いがない。夢に一直線なまっすぐさが、仲間を巻き込み、チームを動かしていく。読んでいて気持ちがいい。

試合の描写が緊張感たっぷりで、札が取られる一瞬の間に、努力の積み重ねが見える。勝敗の手触りがリアルなので、勉強や部活に置き換えても学びが多い。

努力は裏切らない、ただし努力の向きは調整が必要。そんな当たり前の真理を、熱量で教えてくれる作品だ。

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