レビュー

「政治とヤクザ、二人の男の日本改革」。骨太な社会派漫画の傑作。

カンボジア難民として育った二人の青年。一人は政治家、一人はヤクザとして、表と裏から日本を変えようとする。

90年代の作品だが、描かれる日本の問題は現代でも通用する。官僚主義、既得権益、政治の腐敗。「この国を変えたい」という熱い想いがページから伝わってくる。

池上遼一の画力が凄まじい。男たちの迫力、政治劇の緊張感。絵だけで物語を語る力がある。

大人の漫画。政治や社会に興味を持つきっかけになり得る。読後に「自分も何かしなければ」と思わせる力を持った作品。

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