レビュー

「運動すると頭が良くなる」。なんとなく知っていたことを、科学が完全に証明した本。

著者はスウェーデンの精神科医。『スマホ脳』のベストセラーで知られる。本書では運動が脳に与える影響を、膨大な研究データをもとに解説している。

運動すると脳の血流が増え、BDNF(脳由来神経栄養因子)が分泌される。これが神経細胞の成長を促し、記憶力、集中力、創造性を高める。特に海馬への効果が顕著で、加齢による脳の萎縮さえ防げるという。

印象的なのは、運動の「即効性」。30分のウォーキングでも、直後から数時間は認知機能が向上する。つまり、大事なプレゼンや試験の前に運動すれば、パフォーマンスが上がる可能性がある。

うつや不安への効果も詳しく解説されている。薬と同等かそれ以上の効果があるケースも。心の問題を運動で解決するという選択肢を、科学が後押ししてくれる一冊。

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