レビュー

「自分に合った仕事がわからない」。4000以上の研究データが導き出した、仕事選びの最適解。

著者は科学ジャーナリスト。膨大な論文を読み込み、エビデンスに基づいた職業選択の方法を体系化した。「好きを仕事に」というアドバイスが、実は科学的には正しくないという指摘から始まる。

仕事の満足度を決める7つの要素が明快だ。自由、達成、仲間、貢献など。給料や業界は、実はそれほど重要ではない。この発見は、多くの人の仕事観を覆すだろう。

意思決定のバイアスについての章も実践的。「確証バイアス」「サンクコスト」など、人が判断を誤るパターンを知っておけば、転職や就職で失敗しにくくなる。

マトリクスやワークシートが豊富で、読みながら自己分析ができる構成。漠然と「今の仕事でいいのか」と悩んでいる人にとって、思考の補助線を引いてくれる良書。

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