レビュー
運動と脳の関係を、科学的エビデンスをもとに解き明かした先駆的な一冊。
著者のレイティ博士はハーバード大学医学部の准教授。本書では、運動が脳に与える驚くべき効果を、具体的な研究データとともに紹介している。
最も印象的なのは、アメリカの高校での実験。始業前に運動プログラムを導入したところ、生徒の学力が劇的に向上した。しかも、激しい運動をした生徒ほど成績が良かった。運動が脳の学習能力を高めるという直接的な証拠だ。
うつ、不安、ADHD、依存症。これらの問題に対しても、運動は薬と同等かそれ以上の効果があるという研究が紹介される。副作用がなく、コストもかからない。なぜもっと活用されないのか不思議なくらいだ。
『運動脳』の原点とも言える本。科学的な詳細を知りたい人はこちらを、読みやすさを求める人は『運動脳』を選ぶといい。
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