レビュー

「音楽と青春と、限られた時間」。涙なしには読めない、音楽青春漫画の傑作。

主人公の有馬公生は、母の死をきっかけにピアノが弾けなくなった元・天才ピアニスト。自由奔放なヴァイオリニスト・宮園かをりとの出会いが、彼の人生を変えていく。

演奏シーンの表現が圧巻だ。音が聞こえてくるような、躍動感あふれる描写。音楽に向き合う若者たちの葛藤と成長が、丁寧に描かれている。

かをりの存在が眩しい。彼女は公生に「自分の音楽」を取り戻させる。しかし、彼女自身も秘密を抱えている。その真実が明かされるとき、物語は衝撃の結末を迎える。

アニメ化、実写映画化された名作。青春の輝きと儚さを、美しく切なく描き切った作品。

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