レビュー

「サラリーマン漫画の金字塔」。日本の企業社会を描き続けた長寿シリーズの原点。

主人公の島耕作は、大手電機メーカーの課長。派閥争い、出世競争、不倫、リストラ。サラリーマンが直面する様々な問題に巻き関わっていく。

連載開始は1983年。バブル期の日本企業の空気が詰まっている。当時の読者は共感を、今の読者は「こんな時代があったのか」という驚きを感じるだろう。

島耕作は「係長」から始まり、「社長」「会長」まで出世していく。その過程で、日本経済の変遷も描かれる。ビジネス漫画であり、時代の記録でもある。

古い価値観も含まれているが、それも含めて日本の企業文化を知る資料として価値がある。サラリーマンなら一度は読んでおきたい作品。

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