レビュー
「夢と現実の間で揺れる若者たち」。青春の痛みと美しさを描いた名作。
主人公の井上芽衣子は、社会人2年目のOL。バンドマンの恋人・種田と同棲しながら、夢を追い続けるか、現実と折り合いをつけるかで揺れ動く。
浅野いにおの繊細な作画が、登場人物たちの感情を余すところなく表現している。東京の風景描写も美しく、その中で生きる若者たちのリアルが伝わってくる。
ある出来事をきっかけに、物語は大きく動く。その展開は衝撃的だが、それでも希望を感じさせる終わり方が救いになる。
映画化もされた作品。20代、30代で読むと刺さる。自分の人生について考えさせられる青春漫画の傑作。