レビュー

「電脳化した未来社会のサイバーパンク」。映画、アニメの原作となった伝説的SF漫画。

舞台は21世紀、脳をネットワークに接続できる「電脳化」が当たり前になった世界。公安9課の草薙素子率いるチームが、サイバー犯罪やテロに立ち向かう。

「ゴースト」という概念が本作の核心だ。肉体をすべて義体に置き換えても、そこに「魂」は存在するのか。人間とAIの境界線はどこにあるのか。哲学的な問いが物語を貫いている。

情報量の密度が凄まじい。欄外の注釈、緻密な設定、専門用語。何度読んでも新しい発見がある。映像作品とは異なる、原作ならではの深みがある。

『マトリックス』にも影響を与えた、SFの金字塔。サイバーパンクの原点を知りたい人に。