レビュー
「曹操を主人公にした三国志」。正史に基づく、新しい三国志解釈。
従来の三国志では悪役として描かれることが多い曹操。本作では彼を主人公に据え、「乱世の奸雄」の人間的魅力を描き出している。
圧倒的な画力とダイナミックな構図。戦闘シーン、政治劇、人間ドラマ。すべてがスケール大きく描かれている。読んでいて気持ちがいい。
三国志の知識がなくても楽しめるが、知っているとより深く味わえる。「この場面はこう解釈するのか」という発見が随所にある。
三国志漫画の最高峰の一つ。横山光輝版とは異なる魅力を持つ、大人向けの三国志。全36巻、読み応え十分。